
12
第 3 章 本製品の機能について
本製品が持つ機能を説明します。
1.リビルド
リビルド(Rebuild)は、HDD に故障が発生した場合に、故障した HDD のデータを復旧させる機能です。HDD
故障時には、故障した HDD のアクセスランプがアンバー(橙)色に点灯します。リビルドは、『RAID1』の冗
長性のあるバーチャルディスクに対し、故障 HDD から新しい HDD への置き換え後に実行することができま
す。リビルド中は、交換された HDD のアクセスランプがアンバー(橙)色に点滅します。
1-1.マニュアルリビルド(手動リビルド)
本製品の管理ユーティリティ MegaRAID Storage Manager
TM
(以降「MSM」と呼ぶ)かあるいは WebBIOS を
使用し、手動で実施するリビルドです。HDD を選択してリビルドを実行することができます。
詳しい操作方法については、本体装置添付の EXPRESSBUILDER に収められている「Express5800 シリー
ズ MegaRAID Storage Manager
TM
ユーザーズガイド」をご覧ください。
1-2.オートリビルド(自動リビルド)
MSM などのユーティリティを使用せず、自動的にリビルドを実行させる機能です。
オートリビルドには、以下の方法があります。
ホットスワップリビルド
故障した HDD をホットスワップで新しい HDD に交換することにより、自動的にリビルドが実行さ
れる機能です。
リビルドを実行する場合は、以下の点に注意してください。
リビルドに使用するHDD は、故障したHDD と同一容量、同一回転数、
同一規格のものを使用してください。
リビルド中は負荷がかかるため、処理速度は低下します。
リビルド中は、本体装置のシャットダウンやリブートを実施しないでく
ださい。万が一、停電などの不慮な事故でシャットダウンしてしまった
場合、速やかに電源の再投入を行ってください。自動的にリビルドが再
開されます。
故障したHDD を抜いてから新しいHDD を実装するまでに、60秒以上の
間隔をあけてください。
ホットスワップリビルドが動作しない場合は、マニュアルリビルドを実
行してください。
RAID1の構成で、故障HDDを抜くと故障HDDが無くなったためにHDD単
体の故障状態ではなくなりますが、冗長性(ミラーリングの状態ではない)
がなくなりますので、すぐに新しいHDDでリビルドを実行してください。
Comentários a estes Manuais